是枝萌
こんばんは。
『萌たんの都市伝説を語る』
の時間がやって参りました。
舞姫颯香
えっ!?
いきなり入っちゃうの?
是枝萌
今、私達の間で”音”についての都市伝説が話題になっておりまして……
舞姫颯香
いやいや、”私達”って……どこのわたしたち?
是枝萌
私も以前聞いた”音”についてのお話があるので、お話したいと思います。
舞姫颯香
……ってか、わたし置いてきぼり!?
是枝萌
ある方の小さい頃の記憶です。
彼女が小学校3年生くらいだった頃、家の脇にある細道(家と塀の間にある、猫が通れるくらいの隙間)を不定期に誰かが歩いて行く足音と、
「シャンシャンシャン」
と、金属のような音が聞こえてきたそうです。
不思議と彼女はその音を聞いても怖くはなかったそうで、
彼女の弟さんと、
「あんな細いところ、なんで通るんだろね?」
と、話していたそうです。
(その話をお母様に話しても笑っているばかりで、真面目に取り合ってくれなかったそう)
そんなある日、お母様もいるところでその音が聞こえてきたらしく、彼女はすぐさまお母様に訴えたそうです。
ですが、お母様には聞こえなかったようなので、彼女は悔しくなり、
「なら見てくる!」
と、言ったそうです。
その途端、普段とても温厚なお母様が急に、
「駄目!絶対駄目!!」
と、叫んだそうで、それ以来、その話は話題にしなくなったそうです。
是枝萌
えっ!? えっ!?
普通にコワいんですけど?(|||o|||)
是枝萌
こういった現象は良く、「霊道」だとか「百鬼夜行」だとか古くから言われております。
でも案外、”周波数”の違いで普段耳にしないだけで、こういった”異世界”はすぐ隣で口を開いているのかもしれませんね。
颯香さま?
そんな音が聞こえてきても、興味本位に近寄っては駄目ですよ?
舞姫颯香
いやいやいやいや!
そんな音聞こえたら、コワくて動けないっす(TдT)