コスプレ好きロゴデザイナー舞姫颯香(まのふうか)が、ライフハックや世の中の様々な事柄を好奇心旺盛に発信していくブログです。

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都市伝説の中から勝手に興味深い話を解説します 其の五 - 猿夢【閲覧注意】

更新日:

舞姫颯香
萌ちゃん、

最近、夢見が悪いのか分かんないんだけど、

朝起きたとき、すっごく疲れてるんだよねぇ?

なんでだろ?

是枝萌
それは……
舞姫颯香
な、なに?(悪い予感が……)
是枝萌
夢と言えば……

 

こんばんは。

『萌たんの都市伝説を語る』

今宵も都市伝説についてお話いたしましょう。

舞姫颯香
またなのぉ><
是枝萌
今宵は”夢”と言うことなので、

夢にまつわるお話。

「猿夢」をお話いたしましょう。

 

ただこの猿夢は

少々グロテスクなお話でして。

心臓の弱い方はご注意くださいませ。

舞姫颯香
……なのに、わたしは強制的なの!?
是枝萌
では参ります。
舞姫颯香
・゚・(つД`)・゚・ ウェ―ン

 

是枝萌
その方は夢を見ているとき、「自分は夢を見ているんだ」と言う、自覚を持たれることが時々あったそうです。

”その”夢もそうでした。

夢の中で彼女は何故か薄暗い無人駅に一人いました。

そのとき彼女は陰気臭い夢だなと思ったそうです。

すると急に駅中に精気のない男性の声で、

「まもなく電車が来ます。その電車に乗るとあなたは怖い目にあいますよ」

と、アナウンスが流れて来ました。

それを怪訝に感じていると、まもなく電車が入って来ました。

ただ、その電車は良く、遊園地で見かけるような「お猿の電車」のようなもので、そこには顔色の悪い男女が一列で座っていたそうです。

彼女は変な夢だなと思いつつも、自分の夢がどれだけ自分自身に恐怖心を与えられるか、試してみたくなり、その電車に乗り込むことに決めました。

彼女は夢を自覚しているときは自由に目覚める事が出来るため、怖さに耐えられなくなれば、目を覚ませば良いと思ったからだそうです。

そして彼女は後ろから3番目の席に座りました。

辺りは生温かい空気が流れていて、本当にこれが夢なのかと、疑うくらい、臨場感があったそうです。

「出発します」

そう、アナウンスが流れ、電車は動き始めました。

彼女はこれから何が起きるのか、不安と期待でドキドキしたそうです。

電車はホームを出るとすぐにトンネルへと入っていきました。

トンネルの中を電車の光が紫色に怪しく照らします。

急にまた奇妙なアナウンスが流れて来ました。

「次は活造り。活造りです」

彼女はその言葉に「何故ここで、魚の活造りをなのか?」と、考えました。

そのとき、後ろからけたたましく悲鳴が聞こえてきました。

後ろを振り向くと、一番後ろに座っていた男性の周りに4人のボロ布のようなものを纏った小人が群がっていました。

そして……その男性を刃物で切り裂くと、本当に魚の活造りのようにしてしまったのです。

強烈な臭気が辺りを包み、男性は耳が痛くなるほどの大声で悲鳴を上げています。

そして、彼の体から次々と内蔵が取り出され、散らばっていきます。

彼女のすぐ後ろには顔色の悪い長髪の女性が座っていましたが、彼女はすぐ後ろで行われている惨劇に気にも止めず、ただ前を向いています。

彼女は流石に自分の想像を超える展開に恐怖を感じました。

気がつくと、一番後ろの男性の姿がなくなっていました。

しかし赤黒い、血と肉の塊のような物は残っていました。

後ろの女性は相変わらず、無表情に一点を見つめています。

すると今度は、

「次はえぐり出し。えぐり出しです」

と、アナウンスが。

すると今度は二人の小人が現れ、ぎざぎざのスプーンのような物で後ろの女性の目をえぐり出し始めました。

途端、先ほどまで無表情だった女性の顔がみるみる、物凄い形相に変わり、鼓膜が破れるかと思うくらいの悲鳴をあげます。

彼女の瞳からは眼球が飛び出し、血と汗の臭いが周りに立ち籠めてきました。

彼女はあまりの光景に恐怖を感じ、震えながら前に向き直り、体を屈めました。

順番から考えると、次は彼女の番です。

流石に彼女は付き合いきれなくなり、目を覚まそうとしました。

……が、ふと、

「私にはどんなアナウンスが流れて来るのだろう?」

そんな好奇心が湧いてきました。

そして、

「どうせ夢なんだし、それを確認してから目を覚ませば良い」

と考え、もう少し様子を見ることにしました。

アナウンスが流れてきます。

「次は挽肉。挽肉です」

最悪な光景が想像出来ました。

焦った彼女は必死に夢から覚めようとします。

すると、小人が現れ、彼女の膝の上に乗って来ました。

何やら奇妙な機械を携えながら。

その機械はウィーンと嫌な音を立てながら、耳元へ近づいて来ます。

顔に風圧を感じるまで、それは近づいて来ました。

もう駄目だ。

その瞬間、その不快な音が消え、静かになりました。

全身、汗塗れでしたが、

なんとか、その悪夢から抜け出せたようです。

涙が止まりません。

寝床から飛び起き、台所で水をガブガブ飲み、やっとのことで落ち着きを取り戻しました。

そして、

「あれはとてもリアルだったけど、所詮は夢」

だったのだと自分に言い聞かせました。

それから4年の歳月が過ぎたある日。

急にその夢の続きが始まりました。

「次はえぐり出し。えぐり出しです」

あの場面から。

彼女は焦り、必死に夢から覚めようとします。

「次は挽肉。挽肉です」

夢から覚めることが出来ません。

また、あの不快な機械音が耳元へと近付いて来ます。

必死に夢から覚めるように祈ります。

ふとまた、静かになりました。

どうやら間一髪で目覚めることが出来たようです。

そして、目を開けようとした瞬間、

「また逃げるんですか。次に来たときは最後ですよ」

そう、アナウンスがはっきりと聞こえ、そして目を覚ましました。

ただ、最後に聞いた言葉は絶対に夢ではないと直感しました。

それから彼女はそのような夢は見てないとのことですが、次に見たときは心臓麻痺で死ぬと覚悟しているようです。

ですが、こちらの世界では心臓麻痺でも、あちらの世界では挽肉に……

 

以上。

これが「猿夢」というお話です。

颯香さまもお気をつけあれ。

舞姫颯香
そんなの聞かされて、

わたしどうしたらイイのぉ~?うあ゙ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゙ぁあぁ゙ああぁぁうあ゙ぁあ゙ぁぁ

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